アマチュア天文家である串田氏が使用していた流星観測用FM電波受信機が、ふとしたきっかけで地震の前兆と思われる電波を拾い、発生場所や規模、発生時間などを高確率で的中させている地震予測法です。
詳しい説明は省きますが、串田氏は日本各地で発信されているFM電波を観測しており、そのうち複数の電波が地震の前兆現象と思われる異常な電波を受信すると、発生日時や規模、発生場所などを絞り込みます。
そして、前兆現象が完全に終息すると、串田氏が導きだした方法により発生を予想。
その後、発生日近辺で地震が高確率で発生するというのです。
現在も研究中の方法であり、研究に参加している人以外には観測データや地震予報内容は基本的に公開されていません。
しかし、参加していない一般の人が唯一見れるデータがあります。
それは、9年ほど前から前兆が観測されている「No.1778長期継続特殊前兆」という前兆現象です。
実は、その長期前兆がいよいよ終了しそうな兆候を示しているらしいのです!
◆No.1778長期継続特殊前兆の予報内容とは!?
1.発生予想地域:下の図の太い黒枠(青の枠は「大枠」の地域)
2.時間 :午前9時±1時間 または 午後6時±3時間
3.規模 :M7.8±0.5(内陸地震)
4.発生日 :前兆現象が終了した日の数日以内?
上図の予想範囲は串田氏の設備で受信するFM電波のうち、前兆を捉えている基地局から串田氏が割り出したものです。
しかし、これだけだと「そうかもな~」という感じでした。
ですが、下図を見てください。↓↓↓
上に書かれた赤い線は、「地震の目」や「噴火の目」と言った方法で地震や火山の噴火を予知する琉球大学名誉教授 木村政昭氏のHPにある「日本列島断層」の一部を書いたものです。
串田氏の予想範囲のど真ん中を貫いているではありませんか!!
これで少し信憑性が増して来た気がしました。
さらに!!
6月24日~25日にかけて周辺地域で小~中程度の地震が発生したことで、いよいよか!と感じています。
ちなみに、京都大学防災研究所付属地震予知研究センター准教授の西村卓也氏による「ブロック断層モデル」と串田氏の予想範囲、木村氏の日本列島断層を重ねてみたのがこちら。↓↓↓
以下は私見ですが・・・。
黄色の矢印の先、ブロックが3つ重なった部分が気になります!
福井、石川、岐阜の県境あたりでしょうか??
GoogleMapで見てみると、福井県の勝山市、大野市あたりのようです。
福井県の鯖江市や石川県の白山、岐阜の白川村などが近くにあります。
しかし、串田氏の予想範囲にはブロックの境界は3か所、その他にも活断層がある地域が多数含まれているはずですので、黒枠の地域は警戒した方が良さそうです。
ちなみに、下図は予想地域の活断層と日本列島断層を重ねたものです。
※赤い細線が活断層です。
引用:http://www.jishin.go.jp/regional_seismicity/rs_chubu/chubu_west/#fault
串田氏による長期継続は日本各地から発信されているFM電波が異常な波形となる状態が9年近くに渡って続いてきたそうですが、6月25日時点で1か所以外の観測地点で正常な波形に戻っているそうです。
この残された1か所はCH17と呼ばれていますが、この前兆が完全に終息した場合、これまでの経験から数日後に地震が発生しているそうで、今年いっぱいは警戒しておいた方が良いかもしれません。
前兆現象が終了した場合など、状況が変化した場合はまた改めて投稿いたします。