◆南海トラフ地震
南海トラフ地震は、90年~150年周期で起こっている海溝型地震ですが
・1944年に東南海地震が発生
・1946年に南海地震発生
と発生から70年ほどしか経っておりません。
だから心配の必要は無いという訳ではなく、実はその周期を早める可能性がある地震がある事がわかりました。
その地震とは「日向灘地震」だそうです。
◆南海トラフ地震の周期を早める日向灘地震
日向灘の位置
(引用元:http://blogs.yahoo.co.jp/kawakatu_1205/57447332.html)
しかし、気象庁のデータを検索すると分かるのですが日向灘では割と頻繁にM7クラスの地震が発生しています。
気象庁のデータをさかのぼれるだけ遡ると1931年、1941年、1961年、1968年、1984年の5回。
1931年の時は誘発には至りませんでした。
しかしその10年後の1941年は、前々回の安政東南海地震から87年目でした。
前回の東南海地震は、その3年後(90年目)に発生しています。
震源域に一定のストレスが溜って来た時に日向灘で地震が起きると誘発されるのでしょうが、それが一体どのくらいか分かれば良いのですが・・・。
◆日向灘の不気味な静けさ
1923年以降の日向灘で起きたM7クラスの地震は、10年~16年以内には起きていました。ところが、1984年以降発生していません。
2016年で、32年も経過しています!
これは一体何を意味しているのでしょうか?
相当なひずみを溜めこみ、今までとは比べ物にならない強い地震が起こるのでしょうか?
なお、前回の東南海地震から数えると2016年で70年目となります。
前回の例を踏まえると、今年日向灘でM7クラスが発生しても誘発はされず、その10年後である2026年以降に日向灘で地震が発生すれば、誘発される可能性も考えられます。
なお、シミュレーションでは日向灘で地震が発生してから、南海地震が発生するまでの時間は1年との結果でした。
(前回は3年後に東南海地震が先に発生しましたが。)
即時ではなく、ある程度の準備期間はある可能性があります。
◆注視していくべき地震
日向灘がそうとうなひずみを溜めこみ、M8クラスの巨大地震となった場合は、南海地震の発生が早まるかもしれませんし、何とも言えないところではあります。
ともあれ、これから日向灘は注目していくべき地域だと思われます。
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